外貨投資するという観点から見た米ドル

ここまで簡単に特徴をご紹介してきた米ドルについて、今度は外貨投資するという観点から見ていきましょう。 日本円資産を持つ個人投資家の場合、他の通貨ではなく米ドルへと投資するメリットはこのようなものが考えられます。   ・基軸通貨である米ドルは信用度が高いこと 有事の際でも他の通貨に比べれば比較的価値が落ちにくいことから、資産価値の目減りを防ぎやすいとも言えるかもしれません。 ・為替に関する情報が入手しやすいこと 基軸通貨、つまり為替や国際金融取引で基準として採用されている通貨である米ドルは、他の通貨に比べて取引量が段違いに多いです。 そのため米ドルに関する情報に需要があることから、テレビやネットなどの身近な情報ツールで他の通貨よりも情報が入手しやすくなっています。 ・交換しなくとも、米ドルのままで使用できる場面が多いこと 通常外貨は、使用したい地域に合わせて交換してからでないと物品などの購入に仕えません。 しかし米ドルの場合、アメリカ以外の世界各国の様々な地域や取引などで使える場面が多いことから、わざわざ通貨を交換せずとも(通貨交換の手数料などを払ったり、手間をかけたりしなくとも)そのまま使用できる場面が、他の通貨以上に多いと言えます。 また米ドル建てクレジットカードなどを使えば、さらに利便性も高まるかもしれません。 ・取引量が多いことから、好きなタイミングで売買しやすいこと 仮に何らかの有事で手持ちの外貨の為替レートが急落し、損害を最小限で食い止めたいと考える事態になったとしましょう。 外貨は買ってくれる相手が現れない限り売ることができないのですが、おそらくそのような状況になった場合、その外貨の売り希望が同時に殺到する可能性が非常に高くなり、そして買い手が見つかりにくくなることから、こちらの希望通りに売却することがなかなかできないという場合もあるのではないかと思われます。 またようやく買い手が見つかったとしても、自分が購入したサイトは比べものにならないぐらい価値が落ちていて、大損害をこうむってしまうことだってあります。 これは相場の値動きが激しく、ハイリスクハイリターンな種類の国の外貨には珍しくない状況だと言えます。 しかし米ドルの場合どんな時でもある程度は取引量が多く、為替レートが急落するような事態になった場合は、逆に急落した時を見計らって買いたいと考える投資家も現れる可能性があることなどから、他の通貨以上に買い手が現れる可能性が高いと見てよいでしょう。 ・取引量が多く需要が高いことから、外貨建て金融商品の種類が多いこと 他の外貨以上に米ドルは取引量が多く、またそれに伴い米ドルを使って取引する『米ドル建て金融商品』も需要が高くなっています。 そのため他の外貨以上に、米ドル建て金融商品の種類も選択肢も豊富に揃っていると言ってよいでしょう。

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為替市場

為替の変動は「買いと売り」のバランスで決まる

為替市場には、さまざまな機関が参加します。 例えば、円高・ドル安になれば、生保、証券、銀行などはドル建てでの預金、投資信託の設定のためにドルを買います。 それに対して輸出業者は、これ以上のドル安は損害が大きくなると判断して、先物でのドル予約を入れます。 このように同じドル安でも、利害は対立しますので、本来は持ち合いになり、大幅な上下の動きはないはずです。しかし、これに投機筋が絡んできますと、彼らは手持ち資金の何十倍ものお金を動かし、とにかく大きな利益を出そうとして強引な動きをします。 これは円高・ドル安でも、円安・ドル高でも、とにかく相場が動けばよいわけですから、どちらかに動かそうとするわけです。 それと反対なのが金融機関で、どちらかに持ち高を増やすとリスクが大きくなるので、どちらか一方に傾いた時は、反対の売買をします。その意味では、銀行などは、中立的に動くわけですが、ヘッジファンドのようにドルで儲けようとする勢力は、ドルの水準を小刻みにみながら、リスクを少なくして売買を繰り返します。

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必ずしも目的の値で成立するとは限らない

外貨両替では価格変動を常に意識しなければなりません。これは売り買いの直前でも同じです。 例えばちょっとコンビニでサンドイッチでも買おう、と思ってレジに持っていったものの、 「お客様、申し訳ございません。ほんの3分前までは現在の表示価格だったのですが、今は30円ほど値上がりしてしまいまして……。」 などと言われたら、どうでしょうか? 30円くらいならまあいいか、となるのか、それなら別のものを選び直そう、となるのか人によって対応は変わってくると思いますが、 売り物の値段がそう頻繁にコロコロ変わっていたら、安心してお買い物もできなくなってしまいますよね。 もちろんスーパーでのタイムサービスや商店街でおばちゃんにオマケしてもらう等、例外はないわけではありません。 しかし基本的には品物の価格は一定であることが前提で、値段が変わるとしても、客にとって利益になる(=安くなる)のが普通です。 ところが外貨両替となると数字は常に流動的で、1秒違うだけで結果がまるで変わってくる、なんてことも。 実際に取引してみると、アレ?と思うかもしれませんが、売りでも買いでも、注文を出した数字とは少しズレた値で確定してしまうことがあります。 売りたいときはなるべく高値で取引したいですよね。 あと1銭上がったら売る!と決めて、いざ上がった瞬間に注文してみても、注文した瞬間に1銭下がってしまい、結局希望の価格で取引できなかったということも少なくありません。 外貨両替は商店街ではないので、「1銭くらいオマケしてよ」と言うわけにもいきませんね。 掛け金によっては1銭の違いが大きな差になりますが、必ずしも目的の値で成立するとは限らないと思っていてください。

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外貨預金は

海外への投資である入り口は、外貨預金であり、最終的には、バランスよく様々な国のいろいろな分野の対象に投資して、お金を増やしてゆくことが近道なのです。何も知らなくても、初歩的なことから始め、本を読んだり、ニュース、ネット、テレビ番組、新聞を見て情報を集めて、イメージを膨らましてゆくきっかけとして外貨投資は理想的だと思います。そして、外貨投資を始めると、社会勉強にもなり、普段の生活に関係することの中にも、世界とのつながりを感じることもあるでしょう。まずはそれを楽しんで外貨での資産運用を、始めてみませんか? 少ないながら、外貨投資をするにあたり、用語集を載せました。

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オンライントレード

外国為替保証金取引とは、よくテコの原理にたとえられます。一定の保証金を取引業者に預けて信用供与してもらい、小さな資産で大きな取引を可能にするものです。 また、元本(現物)の移動交換を伴わない取引を意昧します。つまり買った通貨は売り戻す、逆に売った通貨は買い戻すことを原則に、その一連の売買の差額(損益)だけを決済(差金決済)する取引です。この外国為替保証金取引では、利益を追求する方法が2つあります。 1 .為替差益・・・ 為替差益とは、安く買って高く売る、もしくは高く売って安く買う という為替変動を利用した売買による利益です。 2.スワップポイント・・・外貨預金のように高金利通貨に転換し、円を売って高金利通貨で金利を得る、例えば英ポンド・豪ドルなどを購入して預金のように金利を得ることです。 外国為替保証金取引では、どうして「オンライントレード」でなくてはならないのか、その重要性そして必然性について、みていきます。取引レートの提示の際、オンライントレード がその有効性をもっとも発揮できます。 すべての外国為替保置金取引業者は、独自に取引レートを設定し、顧客に提示することができます。ですからうちはインターバンクに限りなく近いレートだよとうたいつつ、実際には自社の利ざやを上乗せしたインターバンクとは似ても似つかないような取引レートを提示しても、ルール違反ではありませんが、問題です。 オンライントレードの場合は、他社か他のサイトのレートと比較されるため、 実勢レートとかけ離れた取引レートを提示することは難しくなります。しかし、 電話のみで注文をする顧客に対しレートを提示する場合、他と比較することは 難しいため、実勢レートに数銭程度利ざやを上乗せしたレートを提示することが可能となります。 オンライントレード=自宅のパソコンでの取引という固定観念がありましたので、外出先でも可能な電話取引よりもオンラインの方がかえって不便であるという認識が強かったように思います。画面上でもオンライントレードができることは、もはや常識となっています。 老若男女を問わず、国民の大半が肌身離さず持っている携帯画面上でも取引が可能になったことで、オンライントレードはもう場所さえも選ばない取引手段となったわけです。

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為替手数料

外貨建ての金融商品を利用するときに考えなければならな いのは、利率と為替レートだけではありません。もう 1つ重要 なのが、円と外貨の交換に際して金融機関に支払う為替手数 料です。 日本の銀行に円で預金をする場合には、手数料はかかりま せんが、外貨預金の場合は、 円を外貨に換えるための手数料 が必要となります。また、外国の株や投資信託を買うときは、 証券会社などへの売買手数料のほかに、やはり円を外貨に換 えるための手数料がかかるのです。さらに、外貨建ての金融 商品を払い戻して円にするときにも、手数料がかかります。 つまり、円から外貨、外貨から円の往復で手数料が必要になるわけです。 ニュースなどで報道される為替レートは、 金融機関や企業 などが用いるもので、「銀行間相場」 といいます。 これは、 分刻み、秒刻みで変動します。 しかし個人の取引では、 ひんぱんに為替のレートが変わっ ていては取引しづらいため、おおむね午前 10 時の時点での銀行間相場を基準にし、その日1日は、このレート を適用しま す。これ を「対顧客相場」の「中値」といい ます 。そして、銀行 はこのレート(中値)に手数料を加えます。 円を外貨に換える際に、銀行が顧客に対して適用する手数料込みの …

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