外貨預金キャンペーンと税金

マイナス金利は、私たち個人が銀行へお金を預ける際に適用される金利にも影響が出ています。引き下げられ続けた低金利で、限りなくゼロに近い状態に預金者を引き留める狙いがあるのか、円預金の代わりに外貨預金を売り込むキャンペーンなどを行う金融機関が増えてきています。

キャンペーンをきっかけに外貨預金をはじめる場合気を付けなくてはならないのが10%・20%と高い金利表示、これは年利率のことですが、それが適用されるのは数週間から数か月だけという場合があります。

たとえば1ドル100円として、1000ドルを10%の金利で一カ月定期に預けると、得られる利息は税金を計算に含めないと考えると、満期時には100ドルである1000円ではなく、 その12分のlの約8.3ドルの約833円となります。

外貨預金は預け時と引き出し時に為替手数料がかかるので、短期間に得た利息から手数料を差し引くと元本割れを生じてしまう恐れがあるのです。

他にも為替手数料が無料というキャンペーンも全ての手数料というわけではなく、預け時だけが対象で円に戻すときは対象外ということがほとんどです。

外貨預金の税金の話になりますが、原則的に為替差益が出たら確定申告を行うのですが、外貨預金は利息だけではなく利益が出れば元本自体にも税金がかかります。

利息に関しては円預金と同様に、利子所得として自動的に税金が差し引かれているので確定申告の必要はありませんが、元本の部分に対しては為替相場の変動により利益が生じた為替差益に対しては雑所得として、ほかの所得と合算して確定申告を行うのが原則になります。ただし、年収が2000万円以下の給与所得者である一般的な会社員で、給与所得や退職所得以外の所得が為替差益を含め、年間で20万円以下の場合は特に申告する義務はなく、 その範囲内ならば実質的には非課税となります。為替相場により損失が出ても他に雑所得があれば差し引くことができるのです。